2015年5月7日木曜日

☆映画上映「むすんでひらく へっついの家」☆

6月20日(土) 福島原発事故・保養ドキュメンタリー映画

「むすんでひらく へっついの家」上映会とトークイベント

~保養から見える福島のいまとあした ~   のご案内

 

6月20日(土)に開催する、「むすんでひらく へっついの家」上映会とトークイベントのご案内をお送りします。佐渡ヶ島の「へっついの家」で毎年福島の子どもさんの保養キャンプを開催されている関久雄さんをお迎えし、メディアでは知らされない福島の現状を伺い、私たちにできることを考えるきっかけにできたらと思います。
 
日 時  6月20日(土) 13:30~15:30 (開場 13:00)
場 所  澁谷農園 『母家』
 
参加費  1000円 (中学生以下は無料)
予 約   予約制です
電話かメールでお申込み下さい
 080-2719-3096 (鈴木)
あるいはfacebookのイベントページ で「参加」のところにお名前を入れて下さい
            https://www.facebook.com/events/685998628194081/
 
*同室保育あり (1才以上・無料)要予約

  
主催:「へっついの家」川崎上映委員会
参加団体:「福島の子どもたちとともに」川崎市民の会/映画上映を支援する個人
 
 








 
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この映画「むすんでひらく へっついの家」は、子どもを持つ親なら誰もがきっと「こんなキャンプがあったら、うちの子も参加させたい」と思うような、24時間自然に囲まれた素敵なキャンプの日々を綴った映画です。野を駆け回り、薪を割り、かまどでご飯を炊く子どもたち…。しかし映画の中で流れるお母さん達のインタビューや、お手当てのシーンなどで、私たちはこの子どもたちが福島から来ていることを思い出し、福島の子どもたちが置かれた状況を少しずつ知ることになります。
3・11から4年が過ぎた今、子どもたちの健康被害を黙殺しているのは日本中の私たち。これは、節電も忘れ、食べ物の放射線量を気にするのも忘れて、元の何も考えない暮らしに戻りたいという気持ちの1つの表れなのではないでしょうか。
この「むすんでひらく へっついの家」は保養キャンプの毎日を素朴に写した映画ですが、私たちが福島の人たちのことを置き去りにしつつあることを静かに突き付けてくる作品です。と同時にこの映画は、私たちが原発なしで暮らしていくための生き方のヒントをたくさん示してくれる映画でもあります。
当日は制作・監督・出演の関久雄さんも、はるばるお話に来て下さいます。すべての生命に寄り添う関さんの詩の朗読も、私たちにたくさんの示唆を与えてくれることと思います。神戸からの素敵なゲスト、だるま森+えり子さんと、関さんのコラボもお楽しみに♪ お帰りの頃には、みなさんの中で「むすんでひらく」の意味が見えてくるような、そんなイベントにできたらと思っています。
なお会場の「澁谷農園『母家』」さんは、川崎で農業を継いでおられる貴重な農家さん。駅から5分ほどで辿り着けるその『母屋』の建物は、真っ黒な柱と真っ白なしっくいの内壁が本当に美しい古民家です。一歩中に入っただけで空気がすっと変わるような、素敵なスペース『母家』さんのことも是非楽しみにしつつ、みなさんおいでください。
 「へっついの家」川崎上映委員会
 
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〈プログラム〉
・映画「むすんでひらく へっついの家」の上映
・関久雄さんの詩の朗読とお話(共演:だるま森+えりこ さん)
 
〈映画のあらすじ〉
佐渡保養センター「へっついの家」は築100年の古民家。2013年の夏に延べ34日間の保養が行われました。「へっつい」とは「かまど」のことです。映画はそのへっついの復元作業の様子から始まります。ところが、キャンプ運営をめぐって福島側の関久緒さんと受け入れる佐渡の原田雅代さんとがケンカを始めてしまいました。結局、キャンプから離れることになった関さん、キャンプはどうなってしまうのでしょうか・・・。
映画はそんなスタッフのトラブルや、子供達がマキでご飯を炊いたり、野原を駆け回り、泣いたり笑ったりの様子を映しながら、「福島のいま」や「保養ってなに?」
そして「私たちは誰とどんな社会で暮らしていきたいのか」を浮かび上がらせていきます。
 
 
<映画についての情報〉
 
2013年/ドキュメント映画/日本/カラー/62分
制作:関久雄/撮影:関根彬/編集:関久雄、関根彬、原田雅代、十文字修/音楽:後藤一安、関久雄、大谷哲範/チラシレイアウト:佐藤真起 /絵:総合工作芸術家 だるま森
 
 
 
<出演者のプロフィール〉
 
○関久雄

1951年岩手県生まれ。1984年、横浜にて無農薬八百屋「八百萬屋(やおよろずや)」を開業。1986年のチェルノブイリ原発事故をきっかけに脱原発運動に参加。各地で非暴力トレーニングなどを開催するとともに、自作の詩を歌うようになる。1994年に福島県二本松市に家族とともに移住。現在、「NPO法人ライフケア」の事務局として、福島の子供たちの保養にも取り組んでいる。
 
  

○だるま森+えりこ

手づくりの超オリジナルな楽器を携え、全国を行脚する総合工作芸術家。児童館・小学校、子ども・おやこ劇場、集会・フェスティバル等でのオリジナル「音曲人形芝居」などのパフォーマンスで、子ども大人を問わず「だるま森ファン」が全国でひそかに増大中。公演の他、楽器づくりのワークショップ、絵本製作も行っている。後は関東から神戸へ避難移住。反原発のアクションに積極的に関わると同時に、東北3県にも何度も通い被災者の声に耳を傾けている。関久雄さんの詩の朗読とのコラボレーションでも活躍中。またこの映画「むすんでひらくへっついの家」のちらしのイラストも担当している。


〈参考URL〉
 
佐渡保養センター「へっついの家」facebook 
 
 
 
 
関久雄さんfacebook
 
 
 
 
総合工作芸術家だるま森+えりこさんfacebook
 
 
 
 
 
澁谷農園『母家』